サラダチキンがパサパサする理由と、私たちの答え
世の中にサラダチキンは数あれど、正直に言って、心からおいしいと感じるものに出会ったことがありませんでした。パサパサしていたり、味が単調だったり、調味料で風味を足している印象のものも多い。そうなると、鶏むね肉=パサパサというイメージが残ってしまい、「サラダチキンってこういうものだよね」と諦める声が出るのも無理はありません。
けれど、鶏むね肉は本来、丁寧に火を入れれば驚くほどしっとり仕上がる部位です。毎日の食事やトレーニング、ボディメイク、ダイエットの中で選ばれやすい食材だからこそ、味と食感を妥協したくない。私たち鶏肉専門店 梅やは、そこを真正面から見直すことにしました。
私たちがずっと思っていたのは、鶏むね肉の本当のおいしさは、まだ世の中に伝わっていないのではないか、ということ。パンプアップチキンは、その答えを形にするための挑戦です。
「むね肉=パサパサ」を覆すサラダチキン開発のきっかけ
パンプアップチキンが生まれたきっかけは、梅やの姉妹店「UMEYA KITCHEN」の開店が決まったときでした。
「毎日食べたくなる、体にもうれしいおかず。」
その理想を形にするために、ヘルシーで、本当においしいサラダチキンを開発したいという想いが、社内に広がっていきました。単なる置き換え食や我慢の食事ではなく、毎日の食卓に自然に馴染むおいしさを目指す。そこが出発点です。
市場にあるサラダチキンをひと通り試してみたものの、どれも物足りなさを感じるというのが私たちの正直な感想でした。食感、香り、鶏肉の旨味。どれももう一歩、という感覚が残りました。
さらに鶏むね肉に対しては、「火加減が難しい」「パサつくから苦手」といったネガティブな声が聞こえることも多々ありました。だからこそ、私たち梅やが本気で挑戦しようと決めました。
「むね肉=パサパサ」という固定観念を壊し、むね肉本来の"おいしさ"を、ちゃんと届けられる本気のサラダチキンを作ろう。
こうしてパンプアップチキンの開発はスタートしました。
塩こうじ×低温調理でしっとり食感を実現するまで
開発には1年という時間がかかりました。
難しかったのは、やはり火入れです。鶏むね肉はとても繊細な部位。少しでも火を入れすぎると、すぐにパサついてしまう。逆に加熱が足りなければ、安全性が保てません。サラダチキンとして毎日食べられることを考えるほど、食感と安全性の両立は譲れないテーマでした。
試行錯誤の末、たどり着いたのが低温調理という手法でした。温度と時間を丁寧に管理し、鶏むね肉の水分と旨味をできるだけ逃さないこと。しっとり食感に直結する工程だからこそ、何度も試作を重ねました。
わずかな温度差でも食感が大きく変わるため、調理工程の温度・時間管理は「社内でも限られたスタッフしか知らないレシピ」となっています。味付けは、塩こうじのみ。余計な味を重ねず、鶏肉の旨味を引き出すためのシンプルな選択です。
だからこそ、鶏の鮮度と品質がそのまま味に出てしまいます。使用しているのは国産100%、冷蔵状態で毎日届けられる新鮮な鶏むね肉。その一枚一枚を、手作業で丁寧にカットしています。素材が良いほど、低温調理と塩こうじの良さが真っ直ぐに表れます。
そして加熱後は、急速凍結機【凍眠】を使用して一気に凍結。細胞破壊が少なく旨味や水分を閉じ込めたまま凍結されるので、解凍後も出来たてのような状態をキープできるのが特長です。冷凍サラダチキンでも、しっとり感や食べごたえを諦めない。そのための工程です。
冷凍サラダチキンでもおいしい理由
一般的なサラダチキンに比べて、パンプアップチキンは冷凍商品であるため、手軽さという点では少しハードルがあるかもしれません。ですが、冷凍でもおいしいサラダチキンだからこそ、鮮度と品質を保ったままお届けでき、ストックして必要なときに解凍して食べられます。
私たちは、鶏肉専門店らしい安心感と、味への誠実さを優先したいと考えました。時間があるときに冷凍庫にストックしておいて、必要なときに解凍して、しっとりジューシーな高タンパクチキンが食べられる。毎日の食事管理や忙しい日のたんぱく質補給にも、続けやすい形を目指しています。
それは、手軽さ以上の価値があると信じています。
ロゴに込めたメッセージ――「食べ方は自由だ。」
パンプアップチキンのパッケージには、ある一言が添えられています。
「食べ方は自由だ。」
この商品は、決して筋トレしている人だけの食べものではありません。そのままサラダにのせても、パンに挟んでサンドイッチにしても、スープの具材にしても、小腹満たしにしてもいい。塩こうじのやさしい味わいと、低温調理のしっとり感が、いろいろな食べ方に馴染むように作っています。
お子さまのおやつ代わりにも使えるような、安全で、しっかりおいしい。冷凍サラダチキンでも、毎日の暮らしで無理なく続けられる。そんなサラダチキンを目指しました。
私たちが目指す未来
パンプアップチキンの開発は、ゴールではなくスタートです。今後は、味のバリエーションを増やしたり、常温保存ができる商品や、もっと手軽に食べられる形への挑戦も見据えています。まずは、鶏むね肉とサラダチキンのイメージを変えることから。
目標は、「サラダチキンといえばパンプアップチキン」と言っていただけること。「梅やを知らなくても、この商品は知っている」そんなブランドになることを、本気で目指しています。
最終的には――
冷凍サラダチキンの常識を変え、国内シェア1%、そして世界へ。
いつでも、一口食べたときには、「これがむね肉?」「これがサラダチキン?」そう驚いてもらえるように。
私たちのチキンには、鶏の専門店としての誇りと、未来への願いが詰まっています。